徒然松山記

或る松山ケンイチファンの日記

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『天然コケッコー』

『天然コケッコー』を見ました。

私ものすごく好きですこの映画。

映画冒頭に主人公の女の子、そよの中学校に、イケメンさんの転校生がやってくる。
それ以降、何か事件が起きるわけでも劇的な展開があるわけでもない。
ただ日常の愛おしさに溢れている。
だけど
今愛しいこの日常の何気ない全ては否応なく変わっていくもので。
そしてまた変わっていく日常の中で
そよは生きていくのだな。

そんな風に思いました。
すごく好き。

くらもちふさこの原作は読んだことないです。
なので、原作と比べてどうこうという話はできないのですが
映画としてとても好きです。


くらもちふさこが凄いのか
渡辺あやが凄いのか
山下敦弘が凄いのか。

きっと3人とも凄いんだろう。


そしてあまり松ケンと関係ない
その3人を結びつけた人のとてつもなく長い話が続くので
続きは続きを読むに置いておきます。



『天然コケッコー』が映画になると分かった時は
くらもちふさこなのに山下敦弘が監督か~、と思っていて、
くらもちふさこと山下敦弘は自分の中では結びつかないけど興味は湧くな~
『リンダリンダリンダ』も面白かったしな~
なんてぼんやり思っていました。
そしたら
“脚本/渡辺あや”ときた!
渡辺あや脚本の
『ジョゼと虎と魚たち』が邦画で1番好きで
『メゾン・ド・ヒミコ』も大好きな私としては
脚本/渡辺あや、それだけで観に行かなくてはならない映画になったんですが
しかし、くらもちふさこと渡辺あやは結びついても
渡辺あやと山下敦弘が結びつかない。
これはどんなことになるのか?
と思っていたところ、さらに
“音楽/レイ・ハラカミ”ときた。
これは!
くらもちふさこ×山下敦弘×渡辺あや×レイ・ハラカミ
こんな驚きの組み合わせをするのはこの人しかいない!と直感。

プロデューサー 根岸洋之

確認すると果たして、根岸洋之氏だったのでした。
私、映画は好きでよく見ますが
あんまりマニアックな観点から観るタイプじゃないので
プロデューサーとか全然知らないし気にしないです。
でもこの人だけはなんか面白いと思っていて。
それで、『天然コケッコー』が色々楽しみになったのです。

最初に根岸洋之氏の存在を知ったのは『リンダリンダリンダ』です。
映画を見る前は山下敦弘に女の子バンドってなんかイメージ違うと思ったし
監督自身も「なぜ俺に…」と思ったらしいです。
それを山下監督の過去作品を見ていたプロデューサーが
是非山下敦弘に新しい挑戦をしてほしい、と推したと。
そんなおかしなことするプロデューサーは誰なんだ、
と思って名前をチェックしたのが初めての出会いです。
結果『リンダリンダリンダ』は凄く面白かったし、
山下監督自身も今までにない作品をとることができた、と語っています。
しかも音楽が映画音楽の人ではなく、
ジェームズ・イハだというのも印象深かったです。
大好きな映画のひとつになりました。

そして、『神童』が公開される前、何気なく神童情報を見ていると
“脚本/向井康介”という文字が飛び込んできました。
向井康介といえば山下敦弘監督の右腕、というか名コンビ。
かなりびっくりしました。
『神童』はクラシックを扱う映画なのに
音楽がチボ・マットのハトリミホというのが意外だ~
けど面白そう、
などと思っていたところに向井康介まで現れて
これはもしや?
と思うとやっぱりプロデューサーが根岸洋之。
ここで完全に覚えた根岸洋之という名前。

そして『天然コケッコー』のプロデューサーも根岸洋之氏だと分かったある日
ぴあをパラパラ読んでいたらPFFの審査員に根岸洋之氏発見。
同じく審査員の漫画家・吉野朔美氏(好き☆)のコメントに
審査会では審査員それぞれの個性が出ていて、根岸さんは
「静かだけど丁寧に作ってある作品を」
と仰っていた、と。

これだーーー!!!

と思いました。
私の心にプロデューサー・根岸洋之氏の名前が残った理由はこれだったんだ!と。
『天然コケッコー』も『神童』も『リンダリンダリンダ』も

“静かだけど丁寧”

今まで自分の言葉ではうまく伝えられなくて漠然としていたけど
私の好きな映画はそうやって表現すればよかったんだ
と、やっとしっくりきました。
(ちなみに全くもってうまく表現できていない私の感想文はこちら 
                → 『神童』 『リンダリンダリンダ』 ついでに『茶の味』

で、いそいそと『天然コケッコー』を観に行ったのでした。

そしてさらに『天然コケッコー』のパンフレットの中にあった渡辺あやの言葉
「日常の細部に夢をみる力、のようなもの」に
ガーーーーーーーーーーーーーーン
ときました。
それ!
そういう作品が好きなんだ私、とまた人に気づかされる。

ついでに『メゾン・ド・ヒミコ』のパンフレットで
ガーーーーーーーーーーーーーーン
ときた渡辺あやの言葉も引用しとこっと。
「愛を触媒に、生と性と死は、喜びにも苦しみにも変化する
 映画が映すのは、そのグラデーションの詳細です。」

“グラデーションの詳細”…。
…。
渡辺あや天才。

そうだ、それから『天然コケッコー』のパンフレットには
相田冬二氏のレビューもあって(私と相田氏の出会いはコチラ → papyrus VOL.13
おおっ!と思って勇んで読んだら
やっぱり良いレビューでした。
そう!それーーー!
って思いました。
パンフレットに載ってるレビューの中には、たまに「?」って思うものもある中で
相田氏の文章はやっぱり的を射てる。

しかし、こんな風にプロデューサーに注目してみたり
ライターに注目してみたりする楽しさが出来たのも
全部松ケンのおかげなんだよな~と思います。
『リンダリンダリンダ』や『神童』を見たきっかけは間違いなく松ケンだし
Cut意外の映画雑誌をたくさん買うようになったのも松ケンのおかげだから。
映画を見るとき、選ぶ時の楽しみがどんどん増えてる気がします。
松ケンを好きになってよかった。
松ケンありがとう。

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二巻の感想ですが本当にこの作者は漫画がうまいなあ。文化部でヒマな時期なのにこの熱い展開は流石です。この空気感と登場人物との関わりが絶妙、さらに女の子はカワイイし、ギャグも冴えてる。しかし文化部なのに直接対決(接近戦というか格闘戦)がメインって一体……。...
  • 20071009
  • From : ゆいのブログ

この記事へのコメント

天然コケッコー、私にとっても黄金のタッグなのにまだ見てないという失態。
でも、もぅすぐ近所のレイトでやるのでみにいく予定です♪
私のまわりの映画好き男子たちを、こぞって夏帆好きにしてしまったという、
伝説の映画。
彼らは「イケメンさんじゃ〜ん」(あってる!?)と、叫びくるってました@飲み会
tmcさんもトリコになったなら、それはますます楽しみデス。

  • 20071003
  • まゆ ♦uSpFwSpI
  • URL
  • 編集 ]
Re: 『天然コケッコー』

どうもです。
おお、天コケごらんになりましたか。
原作もハイパーお勧めです☆ 山下監督は女の子を可愛く撮らせたら右にでるものはいない、男の子を情けなくとらせたら右にでるものはいないと思います(笑)
なんか「ゆるく、可愛く」を熟知していて、しかもそれを表現できる人間達が終結した芸術品だったきがします。
島根いきたくなります。

Re: 『天然コケッコー』

私はかなり前に原作を読んでいて
(内容を忘れるぐらい昔・笑)
「あ〜あの天然コケッコーが映画かぁ」
と懐かしむ感じで観に行きました。
あと私的には、脚本渡辺あや
(ヒミコは私の映画史に確実に残ります!!)
主題歌くるり、音楽レイ・ハラカミというのも
興味をそそりました。

あのゆるやかな、ほのぼのとした感じが好きです
私の記憶が確かなら。。。
松田先生がマンガからそのまま
出てきたような風貌でビックリしました(笑

  • 20071004
  • ミドリカワ ♦-
  • URL
  • 編集 ]
Re: 『天然コケッコー』

「静かだけど丁寧に創ってある作品」
ほんとにその通りの作品でしたね。
私も見終わった後「神童」を観た後と同じような
ホンワカとした幸せ感に包まれました。
ホントに観て良かったです。
今年こんな気持ちになった映画に「鴨とアヒルとコインロッカー」があります。
ちょっと毛色は違いますがこれも良い映画でた。

「神童」「天コケ」「鴨アヒ」は今のところ2007年のMy best3です。
あと、満足度では「キサラギ」も良かったです。

  • 20071004
  • hitomi ♦-
  • URL
  • 編集 ]
Re: 『天然コケッコー』

私もすごく気になってましたーこの映画。
ジョゼもヒミコも好きだし、
tmcさんも皆さんも絶賛オススメみたいなので
やっぱり観るべきですね!!
主題歌のくるりの歌、映画公開された8月頃は
仕事中とかにまで口ずさんじゃってました(笑)

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このコメントは管理人のみ閲覧できます

●まゆさん
渡辺あや好きのまゆさんには特に早く見てほしいです!
レイト、早くまゆさんの町にーーー!
私も夏帆がかわいくてかわいくてしょうがありません。
凄くいいんです、夏帆!!!!!
ちなみに「イケメンさんじゃ〜」です☆
まゆさんも観終わったら男子と一緒に叫びくるいたくなっちゃうと思います。
めっちゃいいです、夏帆のそよ!!!!!
あ、大沢くんもいいです!!!!!
ってか、みんないいんですーーー!!!!!
それはパンフレットの渡辺あや曰く、山下監督が、
「物語の細部をおろそかにせず
そよからしげちゃんまでを等しく、分け隔てなく愛しむ目線をお持ち」の方で
「そよだけをより可愛く撮る監督なら他にいるかもしれませんが、
“天コケ”のあの村の中にいるそよの意味、
たたずまいを正しく表現する監督として、
山下さんは他の誰よりも断然適した方であると確信しています」
だからなんだと、本当にそう思える作品です。
ああ、こんなこといちいち言わなくても
まゆさんはご覧になりますよね。
でもいちいち語りたくなるほど良かったんです。

●マミナミさん
原作ハイパーおすすめですか!
読まねばねば!
山下監督は情けない男子を撮ったら日本一
の方のイメージが強かったんですが
女の子、リンダリンダリンダでも天コケでも本当にかわいいですよね☆
そんで、天コケ、村の人もみんないいですね。
なんだろう、あの日常が愛おしくてたまらくなる感じは。
そんでちょっと切ない。
天才ですね、山下監督。
本当に素晴らしい人たちの素晴らしい力と愛情が終結した
最高の芸術作品だと思います。
はい。私も島根、うっかり行きたくなりました。

●ミドリカワさん
ミドリカワさんも渡辺あやにひっかかる人ですか!
や〜、めっちゃ嬉しい。
ジョゼとヒミコは私の映画史にも確実に残ります。
くるりとレイ・ハラカミも心くすぐられますよね!
見終わったあと思わずyanokami買いました。
…なんでサントラ買わなかったんでしょうね?
そこは自分でも謎なんですが。

松田先生(笑
そこか〜(笑
ますます原作読まねばです!
渡辺あやが、
原作の台詞をそのままに脚本を再構築したっていう事実に
原作への愛の深さを感じました。

●hitomiさん
本当に“静かだけど丁寧”な作品でした。
本当に本当に映画館で観て良かったです。
神童も天コケも、いまだにうまい言葉で言い表せないんですけど
ゆっくりしとした幸せな、いい空気が自分の中に溢れた気がします。
「アヒルと鴨のコインロッカー」私も観ました。
確かに毛色は違うけど良かったです。
原作が好きだったのでかなり厳しい目で見ちゃったと思うのですが
とても良かったです。
知ってるのにやっぱり泣きました。
私もhitomiさんと同じく今年の邦画は今のところ天コケと神童がぶっちぎりです。
アヒルと鴨と、それでも僕はやってないが次点かな。
東京タワーもよかったな〜。
キサラギも大満足でした!
洋画はリトルミスサンシャインとボルベール<帰郷>が良かったです。

●K♪さん
K♪さんは好きだと思うな〜。
(と、お会いしたこともないのに勝手に想像)
絶対観てほしいです。
いや、K♪さんは観るべきです!
そしてまたくるりを口ずさんじゃってほしいです。
私の中では早くも今年の邦画No,1になりそうな勢いです。
松ケンの話がほとんどないのに全部のコメ返が異常に長いことで
私の天コケ熱が分かって頂けるのではないかと(笑

●鍵コメさん
わ〜ん!コメントありがとうございます!
本当にそうなんです!
松ケンがいなかったら出会ってない映画がたくさんあるし
松ケンがいたからこそアンテナが広がったと思うんです。
それにこうしてブログをやってることで
みなさんと共有できる想いがあったり、
教えてもらうこともあったり。
新しい発見をたくさん与えてくれた松ケンには
やっぱり感謝の気持ちでいっぱいです。

しかし、私もジョゼ観たときは「妻夫木くんいい」って思ったし
ヒミコ観た時は「オダギリジョーがよすぎる」と思ったのに、
別に二人にハマることはなかったんですよね。
役以上にのめりこまなかったというか。
なのに松ケンだけはこんなにハマってしまいました。
凄く不思議ですが
それけだけの力を松ケンが放ってたんでしょうね。
うん。
今ならその力がなんなのか、
わかる気がします。

DVDが出たら、是非天然コケッコー観てみてください♪
松ケン出てないけど(笑
それから長くても鍵にしなくていいですよ〜ぅ☆
とってもいい事が書いてあるんですから!!!

  • 20071005
  • tmc ♦-
  • URL
  • 編集 ]
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